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コーヒー豆の選別(ハンドピック)ってどんな仕事?B型での作業と或る焙煎所

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監修:株式会社ARU 代表取締役 薄田 夕侑

コーヒー豆の選別(ハンドピック)ってどんな仕事?B型での作業と或る焙煎所

コーヒー豆の中には、形が欠けていたり、色が悪かったりする豆が混ざっていることがあります。こうした豆を1粒ずつ手で取り除く作業が「ハンドピック」です。地味に見えます。それでも、コーヒーの味を守る大切な仕事です。

この記事では、コーヒー豆の選別(ハンドピック)がどんな仕事なのかを業界団体の公開資料をもとに説明したうえで、就労継続支援B型(以下、B型)の「ARUのルーク(大分市)」で取り組んでいる豆の選別の仕事を紹介します。

この記事のポイント

  • 不具合のある豆は「欠点豆」と呼ばれ、その数でコーヒー豆の品質を見分けます
  • 欠点豆を人の手で取り除く作業が「ハンドピック」です
  • ルークでは、ARUが運営するコーヒーショップ「或る焙煎所」で使うコーヒー豆を、1粒ずつ選別しています
  • 目で見て、手で取り除く作業の繰り返しなので、一人で集中してこつこつ取り組みたい方に向いています

コーヒー豆の選別(ハンドピック)とは

コーヒー豆の選別は、生産国で収穫・加工されたあとに、品質を確かめながら行われる工程です。全日本コーヒー協会によると、生豆はふるいにかけて大きさで仕分けるほか、不完全な豆や混入した異物の数によっても選別され、不具合のある豆は「欠点豆」と呼ばれます。欠点豆の数を目で見て数えるときに使うのが、「クラシフィケーション・シート」と呼ばれるマットです。

選別には、機械も使われています。同じ協会の資料によると、ブラジルやコロンビアでは選別作業に機械が導入されていて、インドネシアでは機械のほかに、多くの人の手による選別作業(ハンドピック)も一般的な方法としてよく行われている、とのことです。

欠点豆が少ないことが、質の高いコーヒーの条件

日本スペシャルティコーヒー協会は、品質の高い「スペシャルティコーヒー」の条件として、生豆は「欠点豆の混入が極めて少ない」こと、焙煎した豆は「欠点豆の混入が見られない」ことを挙げています。欠点豆をていねいに取り除くことは、おいしいコーヒーを届けるために欠かせません。

ARUのルーク(大分市)での豆の選別の仕事

ARUのルーク(大分市)は、株式会社ARUが大分市長浜町で運営していて、パソコンを使った仕事に興味がある方に向けたB型事業所です。主な仕事は、企業から受けた事務作業(BPO業務)と動画編集です。

ルークには、もう1つ、コーヒー豆の選別の仕事があります。ARUは、B型事業所の運営のほかに、コーヒーショップ「或る焙煎所」とフラワーショップ「bloombox」を展開していて、ルークでは、或る焙煎所で使うコーヒー豆を1粒ずつ選別しています。自分たちが選別した豆が、同じARUのお店で使われる仕事です。

B型の仕事として、どんな特徴があるか

豆の選別は、目で見て、手で取り除く作業の繰り返しです。厚生労働省の事業として行われた調査(令和5年度)では、B型事業所の工夫として、コーヒーの事業で作業の手順をマニュアルにし、目で見て分かるように掲示している例が紹介されています。この例では、写真と説明文を利用者と一緒に相談しながら作り、漢字にはすべて振り仮名を付けることで、漢字が苦手な方も読めるようにしています(ARUの事例ではなく、調査報告書に載っている事例です)。

ルークでの作業の進め方や、最初に任せる作業は、見学・体験のときに確かめられます。

ルークの工賃は時給300円から。利用までは見学・体験から

ARUの事業所の工賃は、時給300円からスタートします。作業に慣れてできることが増えると、上がっていく仕組みです。令和7年度の大分県の公表資料では、ルークの平均工賃は月69,942円で、県内289事業所の中で2位でした。大分県・大分市の工賃の平均や、ほかの事業所の数字は「【令和7年度】大分県・大分市の就労継続支援B型 工賃の平均とランキング」にまとめています。

利用を始めるまでの流れは、LINEでの相談、見学、体験利用、受給者証の申請、契約の順です。ARUの事業所の見学は、受給者証がなくても可能です。受給者証の申請の手順は「大分市で就労継続支援B型を使うまで|受給者証の申請から利用開始までの流れと必要なもの」で説明しています。

豆の選別の仕事が向いている方

  • 一人で集中して、こつこつ作業したい方
  • 細かいところに気がつく方
  • コーヒーが好きな方

ルークでは、豆の選別のほかに、動画編集やBPO業務などのパソコンの仕事にも取り組めます。ハンドメイドや花・駄菓子の販売をしたい方に向いているのは、同じARUの「クイーン」です。ARUの6つの事業所の仕事は「ARUの就労継続支援B型」のページで紹介しています。

よくある質問

コーヒーが苦手でも、選別の仕事はできますか?

選別は、豆を目で見て、不具合のある豆を手で取り除く作業です。コーヒーを飲む作業ではありません。気になることは、見学で確かめられます。

パソコンが苦手でも、ルークに通えますか?

まずは見学・体験で、実際の作業を見てから決められます。できることから少しずつ始められますので、不安なことはLINEでご相談ください。

見学で、選別の作業を見ることはできますか?

見学の申し込みはLINEで受け付けています。受給者証や障害者手帳がなくても見学できます。選別の作業を見たい方は、申し込みのときにお伝えください。

障害者手帳がなくても利用できますか?

大分市では、利用の申請に、障害者手帳(身体・療育・精神)か、自立支援医療受給者証(精神通院)のいずれかが必要です。通院中の方は、自立支援医療の申請から始められます。詳しくは「障害者手帳がなくても就労継続支援B型は使える?大分市で申請するときに必要なもの」をご覧ください。

まとめ

コーヒー豆の選別(ハンドピック)は、欠点豆を1粒ずつ取り除いて、コーヒーの味を守る仕事です。ARUのルーク(大分市)では、ARUが運営する或る焙煎所で使う豆の選別に取り組んでいます。興味のある方は、まずは見学で、実際の作業の様子を見てみてください。申し込みはLINEからです。

ARUのルーク(大分市)の募集ページを見る

出典